みっち先生
大学で発達心理学を学び、専門学校で保育士資格、幼稚園教諭資格を取得
現在、現役13年目の保育士で1000人の園児の父、家庭では2児の父
ブログ、Twitter、YouTubeにて子育てに関する情報を発信中
どうも!!
子どもの楽しい見方/味方してますか?みっち先生です!
先日、わが子と公園に行くと、砂場でダイナミックにひっくり返って「やだ!やだ!」とないているお子さんを見かけました。
隣では、ママが困り果てた顔でわが子を眺めながら、嵐が過ぎ去るのを待っている様子でした。
わが子にもこんな時期があったなぁ
と懐かしく思うと同時に
大変だよなぁと
当時を思い出しました(汗
この記事では
・イヤイヤ期はどんな意味があるの?
・イヤイヤ期の対処法はあるの?
・イヤイヤ期でイライラしたら試す事
が分かります!!
イヤイヤ期でまさに悩んでいるあなた!!
イヤイヤ期に興味があるあなたは
ぜひ読んでみてください!!
2歳イヤイヤ期とは自分と他人が違うと分かり始めた成長の証です
1歳半から2歳頃になると、わが子が何に対しても
「イヤ!」
「ヤダ!」
と言うようになったという事はありませんか?
そう、お気づきだと思いますが、それが2歳頃にやってくる
「イヤイヤ期」です
では、なぜ2歳頃になると「イヤイヤ期」というものが訪れるのでしょうか?
それは
自分と他人が区別出来る様になり、自分の好きな物、やりたい事が少しずつ分かってくるからなんです!
ママがして欲しい事と自分がしたい事が少し違うなぁ、、、でも、はっきりと何がしたいかを伝えられないので
「イヤ!」
「ヤダ!」
という言葉を使って表現するんです。
3歳、4歳と成長していくと自分のやりたい事をしっかりと言葉で伝えられる様になってきますが、2歳頃だと難しいんです。
2歳イヤイヤ期はしつけて言い聞かせる必要はありません
「イヤイヤ期」が成長の証という事は分かったけれど、ダメなものはダメ!と言い聞かせた方が良いのでしょうか?
こたえは、、、
例えば、体の成長で例えてみましょう。
身長や体重が増えるのもわが子の成長ですよね?
それを
「これ以上大きくなっちゃダメ!!」
「小さいままでいなさい!」
と叱るママはいるでしょうか?
いませんよね?
それと同じでイヤイヤ期も心の成長なので、駄々をこねたり、イヤイヤしているのを
「やめなさい!」
と止めたり、言い聞かせたりする必要はないんです。
とはいえ、ママの言うことに対して
「イヤだ!」
「ちがう!」
と言われたらどうしたら良いか困ってしまいますよね?
次の章では、お子さんの「イヤイヤ期」に対してどのように対応していけば良いかを解説していきます!
2歳イヤイヤ期はどんな対応をすれば良いか解説 受け止める事が大切です
「イヤイヤ期」のお子さんは、自分の気持ちとちょっとでも違うと感じると
「イヤ!」
「チガウ!」
「ジブンデ!」
と例え大好きなママに対しても言ってきますよね?
そうなったら、ちょっと、、、いやかなりやっかいですね。
では、そんな時どうしたら良いでしょうか?
答えは簡単です。
「えー!!結局解決策はないんじゃん!!」
という声が聞こえてきそうですが、ママやパパがわが子の「イヤ」を受け止めてあげ、見守ることが解決策なんです。
子どもは、イヤイヤ期になると自分と周りの人は違う存在だということを強く意識して、自分の気持ちを最優先にしようとします。
だから、ママやパパの考えが自分と違ったり、勝手に決められてしまうことに対して
「イヤ」
「ジブンデ」
と言うのです。
そんなわが子の「ジブンはジブン」「ママはママ」という事に気づけた成長を喜びながら、「イヤイヤ」を見守ってあげることで、わが子の気持ちも満たされ、少しづつママやパパの話も聞いてみようかなと思えるようになってくるんです。
保育園で実際に2歳児クラスのママから相談されたエピソードです。
そのご家庭は、朝ご飯は毎日パンだったそうなんですが、お子さんに朝食を出すと
「パンイヤ」
「ごはんがイイ」
と言われて忙しい朝は、ちょっとした戦いです、、、
というようなお悩みでした。
結構どこのご家庭でもこのようなことはあるのではないでしょうか?
そんな戦い状態のときにわが子の意見を尊重して、わざわざごはんをたくことなんて出来ないですよね?
でもここで大事なのは
気持ちに共感してあげることにより、たとえ自分の願いが叶わなくてもママは私の気持ちをわかってくれた気持ちが満たされます。
そんな経験が積み重なることで、自分の気持ちをコントロールすることを覚え、相手の意見にも耳を傾けてみようかなと思えるようになってくるんです。
ここで、お菓子やオモチャなどで気持ちを強引に変えてしまうことが続くと、子どもは嫌なことがあって泣いたり、すねたりすればママやパパはお菓子やオモチャをくれると誤った学習をしてしまうんです。
2歳くらいならば可愛いで済まされるかもしれませんが、5歳、10歳、15歳、20歳と体は成長していっても自分の思い通りにいかないと物を要求するという事が続いたらどうでしょうか?
だから、そうならないためにもわが子の気持ちを受け止め、出来ないことは落ち着いて伝えることが大切です。
相談をしてくれたママにも気持ちを受け止めることを根気強く続けてみてくださいと伝えたところ実践してくれ、最初は大変だったみたいですが4歳ころになると「イヤイヤ」もなくなり、気持ちのコントロールが上手になったと笑顔で話してくれました。
2歳イヤイヤ期に疲れてしまったら自分と子どものハードルを下げてみて
とはいえ、、、
わが子のすべての気持ちを受け止めていくのは難しいですよね。
なので、自分とわが子へのハードルを思いっきり下げることが良いと思います!
例えば、、、
・朝ご飯は食べられるものがあればいい
・部屋の片づけをしなくても死なない
・お風呂も2日くらいならはいらなくても大丈夫
などと
と思えるくらいにハードルを下げてみることが大切です。
「ちゃんとしなきゃだめだ」
「この子のために」
などと思い詰めてしまうと結果として、自分もわが子もパンクしてしまいがちです。
そうならないためにも良い意味で、完璧を求めないことが大切です。
そのことをきっかけに良い意味で、完璧な子育てを諦め、家族にとってのちょうどよい子育てをしていくことで、家族に笑顔が増えました。
もし、あなたが子育て頑張ろうと思っているならば、少し肩の力を抜いて、「できなくても良いこと」リストを作ってみても良いかもしれませんよ!
2歳イヤイヤ期でイライラしたら試す事3つ
1深呼吸してみる
2一度、その場を離れる(環境を変える)
3怒りの感情を書き出してみる
私も保育士をして13年目になりますが、毎日子どもたちと関わっていると「イラ」っとしてしまう事もあります。
そんな時どうするか?
いろいろと対処法を試してきましたが、先ほど挙げた3つが効果的だと感じました。
それぞれ理由もお伝えしていきます。
イヤイヤ期のお子さんにイライラしたら深呼吸してみる
「してるよ」
という方もいると思いますが、多くの方は
「本当に効果あるの?」
「してもかわらなかった」
と思っているのではないでしょうか?
でも、アンガーマネジメント(怒りのコントロール)などの書籍を読んでいると共通して深呼吸が良いとおススメされていたので、継続してやってみることにしました。
はじめは、あまり効果を実感しなかったのですが、継続して行うことで私の場合一か月くらいで、イライラしたときに深呼吸をすると不思議と気持ちが落ち着くようになりました。
深呼吸の効果はもちろんあると思うのですが、イライラしたときは深呼吸をすれば落ち着くという一種のルーティーン(決まった行動)が習慣化され怒りをコントロールすることにつながったのだと感じます。
イヤイヤ期のお子さんにイライラしたらその場を離れてみる
わが子が話を聞いてくれなかったり
なんでも、イヤイヤとすると、、、
イライラしてしまいますよね?!
そんな時
でも、ほとんどの場合は、わが子もママもイライラした気持ちで一緒にいると問題は解決しません。
わが子は興奮して、ママの言葉を聞くどころではなく、、、
ママもイライラしていると、わが子の気持ちを受け止めることが難しい、、、
そんな時は、わが子からいったん離れたりみたり
それが難しい場合は、わが子と一緒にお部屋を変えてみたり、外に出て気分転換をしてみると良いでしょう!!
気持ちが切り替わると
わが子は「ママのお話を聞いてみよう!!」
と思い
ママもわが子の主張を受け止めてあげようかな
という気持ちになると思います。
お互いにイライラしてしまった時は、一旦その場を離れてみて、気持ちを切り替えるとイライラを引きずらないで笑顔で過ごせる時間が増えると思います。
イヤイヤ期のお子さんにイライラしたら怒りの感情を書き出してみる
色々とイライラしないように試してみても、イライラしてしまう事も当然あると思います。
そんな時は、イライラした気持ちを紙に書き出して見たり
スマホのメモに打ち込むのも一つの方法です。
自分のイライラした気持ちを書き出したり
打ち込んだりする事で感情を客観的に見る事ができて
どんな時にイライラしてしまうのかという事が分かり
そんな時にどうすれば良いかを考える事ができます。
まとめ
今回は
イヤイヤ期についてお話ししました。
今回の事をまとめると
2歳のイヤイヤ期は自分と他人の違いが分かり始めた成長の一つです
成長の一つという事は、イヤイヤ期を無くそうとしてはいけません。
イヤイヤ期には良い意味で諦める事が良いと思います。
気持ちを十分に受け止めて、育ってるのねぇ〜なんて思れば100点満点!!花丸です!!
でも、実際はそんなふうに思えないことの方が多いですよね?
そんな時は
- 深呼吸してみる
- そな場を離れてみて見ない事にする
- そんな事にイライラしたのかを書き出してみる
という事をしてみるのもおすすめです。
子育ては
その場で結果が出るものではありません。
世界一可愛いお子さんの
掛け替えのない姿は今だけです。
イヤイヤしている姿も今だけです!!
今回も最後までお読みいただいてありがとうございます。
また次回お会いできるのを楽しみにしています!!