しくじりせんせいの保育士育成ノート
保育士の育成を任されたあなたへ
「分からないことがあったら、いつでも聞いてね」
新人にそう伝えたものの、なかなか相談がない。気になって声をかけると、分からないまま一人で悩んでいたことが分かる。
「今月の製作、どっちがいいと思う?」
一緒に考えたいと思って聞いても、「うーん」と首を傾げたまま、返事が続かない。考えをまとめているのか、判断に迷っているのか、こちらも次の言葉に悩んでしまう。
また、仲良くやっていたと思った若手の保育士が体調不良で長期休職することになり、突然の知らせに驚くことも珍しくなくなりつつあります。
体調不良にはさまざまな背景がありますが、「何か気づけることはなかっただろうか」「どんな支えが必要だったのだろう」と考えることもあるのではないでしょうか。
「もっと早く聞いてくれたら……」
そう思う一方で、「自分は、相談しやすい関わりができていただろうか」と振り返る。
そんな経験はありませんか。
保育の経験を重ねていても、人を育てる立場になると、新しい迷いが生まれます。伝え方、仕事の任せ方、成長を待つことと手を差し伸べることのバランス。育成を担う側にも、相談したり学んだりする場所が必要です。
このサイトは、園長・主任・副主任・新人指導担当者など、保育士の育成に携わる方のための実践ノートです。
著者の「しくじりせんせい」も、主任として職員育成に向き合う一人。現場の具体例と文献を手がかりに、若手への関わりから園全体で育てる仕組みまで、明日から試せる方法を一緒に考えていきます。
今、困っていることから探す
新人から質問・相談が出てこない
「いつでも聞いてね」の先に、どんな関わりが必要でしょうか。質問しやすい関係と、相談の機会を考えます。
「質問が出ないときの関わり」を読む →
何度伝えても、行動が変わらない
伝えたことは、どのように受け止められているでしょうか。理解・経験・環境を確認し、次の支援を考えます。
「行動が変わらないときの支援」を読む →
指導する職員によって、言うことが違う
大切にしたい基準と、それぞれの工夫を整理して、新人も指導者も迷いにくい教え方を考えます。
「園全体で教え方を整える方法」を読む →
はじめて育成を担当する方へ
保育士の人材育成は、何から始める?
まずは、育成の全体像を知るところから。目標の決め方、教える手順、振り返り、園内での役割分担を整理します。今の園に必要な取り組みを、一つずつ見つけていきましょう。
「人材育成の全体像と進め方」を読む →
五つのテーマから探す
育成の基本
相手を理解する視点、目標設定、育成担当者の役割など、日々の指導を支える土台を整理します。
育成の基本を探す →
若手・新人育成
入職後の育成計画から、実務の教え方、報告・相談、振り返りまで。自立に向かう過程を支えます。
若手・新人育成の記事を探す →
面談・フィードバック
改善点の伝え方、話の聴き方、振り返りの問い。本人と一緒に次の行動を考える対話を紹介します。
面談・フィードバックの記事を探す →
園全体で育てる仕組み
指導者の役割分担、育成記録、情報共有、時間の確保。育成を一人で抱え込まない体制を考えます。
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園内研修・リーダー育成
短時間の研修、事例検討、グループワーク、後輩指導の任せ方など、園全体の学びを支えます。
研修・リーダー育成の記事を探す →
このサイトで大切にしていること
育成がうまく進まないとき、若手の意欲や能力だけに理由を求めてしまうことがあります。一方で、教える側も「どう支えればよいのか」と悩みを抱えています。
ここでは、本人の理解や経験に加え、伝え方、仕事の任せ方、相談できる関係、園の体制にも目を向けます。
子どもの安全と人権を大切にする基準を共有しながら、一人ひとりの学び方に合わせて支えること。うまくいかなかったときも、試した方法を振り返り、次の一歩を考えることを大切にします。
記事では、文献に基づく説明と実践の提案を区別し、事例が架空の場合は明示します。園の状況に合わせて取り入れられるよう、声かけや進め方まで具体的に紹介します。
著者・しくじりせんせい
保育園で主任として、職員育成や園内研修に携わっています。
教える立場になっても、伝え方や支え方に迷うことはあります。その迷いを出発点に、保育の現場と文献から学び、育成を担う皆さんと考えるために、このサイトをつくりました。
「明日、一つ試してみよう」と思える方法を届けていきます。
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