どうも!!子どもの楽しい見方/味方してますか?みっち先生です
先日、Twitterでこんなお悩みを相談されました。
2歳10ヶ月の娘の指しゃぶりを止めさせるにはどうしたら良いですか?
小児科の先生からは「そのうち勝手に止められるから大丈夫」と言われてきたのですが…。
衛生的にも口からバイ菌入るし、審美的にも前歯が少し出っ張って来てるので、そろそろ止めさせたいです。アドバイス頂けますと幸いです。
— パパパ@No残業リーマン (@Nice11211) March 1, 2020
ママやパパが指しゃぶりをやめさせるという気持ちはわが子に伝わります
わが子が指しゃぶりをしていると
手についた細菌やウイルスを口から取り込んでしまい風邪をひきやすくなるんじゃないの?
歯並びが悪くなって、かたい食材をうまく噛み切れなくなるんじゃないの?
指しゃぶりで歯並びが悪くなって発音が悪くなるって聞いたこともあるよ、、、
なんて、指しゃぶりをすることによって起きる事を考えると心配になってしまいますよね。
しかし、ママやパパが何としても指しゃぶりをやめさせようと思うとその気持ちがわが子に伝わります。
また、何度やめるように伝えても、わが子が指しゃぶりをやめないと、、、
というような注意したり叱ったりしてしまいますよね。
そうするとわが子はどうするでしょうか?
そう、隠れて指をしゃぶるようになるんです。
わが子が隠れて指をしゃぶるようになってしまうと、指をしゃぶっていても止めることも出来なくなってしまいますよね。
だから、何が何でも指しゃぶりをやめさせるというママやパパの気持ちはわが子にとってプレッシャーになってしまいます。
では、どのような気持ちでわが子の指しゃぶりと向き合っていけばよいのでしょうか?
次の章で詳しく解説していこうと思います。
指しゃぶりをやめさせるよりわが子の気持ちを受け止めることを優先してみてください
まず、指しゃぶりをしてしまう理由ですが、主に
・反射の一種
・おもちゃの代わり
・眠たい時や退屈な時に
・不安や気持ちが落ち込んだ時
などと言われることが多いです。
新生児の赤ちゃんが指を吸う理由として、「吸てつ反射」と「探索反射」という2つの反射が挙げられます。
「吸てつ反射」とは、ママのおっぱいや哺乳瓶のちくびなどが赤ちゃんの口の周りにくると吸い付くという赤ちゃんのうちに見られる反射です。
「探索反射」とは、身の回りにあるものを口に持っていきなめたり、口の中に入れて感触を確かめたりする反射のことです。
新生児の赤ちゃんが指しゃぶりをしているとすると、この2つの反射が主な理由になるでしょう。
続いてご紹介する理由としては、おもちゃの代わりに指をしゃぶり楽しむという理由が挙げられます。
新生児期から生後4か月くらいの時期は、手足を活発に動かします。
動かした自分の手が口元に来たら、指をしゃぶり指の形や長さなどを口で感じ楽しんでいるということも理由の1つに挙げることができるでしょう。
続いての理由は、眠い時や退屈な時にしてしまうという事です。
1歳くらいになると手足の動きも上手になってきて積み木やお手玉、歯がためなどで遊べるようになってきます。
しかし、遊ぶものがなく退屈しているときや眠たくてぼーっとしているときなどは、安心や心地よさを求めて指をしゃぶってしまうこともあり、理由の一つとして挙げられるでしょう。
続いての理由は、不安になったり気持ちが落ち込んだ時です。
眠かったり、退屈な時にも安心や心地よさを求めて指をしゃぶるとお伝えしましたが、同じ理由で不安な時や気持ちが落ち込んだ時も指しゃぶりをするお子さんもいます。
不安な気持ちを解消したり、落ち込んだ気持ちを自分で慰めるために指しゃぶりをしてしまうので、不安や気持ちが落ちこむということも指しゃぶりの理由の一つとして挙げられます。
指しゃぶりを無理にやめさせるとどんな影響が出るの?
ツメに苦かったり、辛かったりするマニュキアをぬったりして指しゃぶりを無理にやめさせようとすると
・気持ちが満たされず不安定になる
・ストレスがたまりイライラする
・夜泣きがはげしくなる
など、指しゃぶりを無理にやめさせられることによる影響は大きいです。
何故、指しゃぶりを無理にやめさせられると、気持ちが不安定になったり、イライラしたり、夜泣きがみられるのでしょうか?
大人でも緊張したときに
・手のひらに人という字を書く
・コーヒーを飲んで落ち着く
・好きな香水をつける
などをして心を落ち着けることをしますよね?
それが、旦那さんから無理にやめさせられたらどうでしょうか?
指しゃぶりを無理に止められた子どもも同じです。
無理にやめさせられるということは、良いことではありません。
たとえ、それが指しゃぶりであっても、指しゃぶりをしている子どもたちにとっては必要なことなんです!
でも、だからといってこのままにしておくわけにはいかないと思いますよね?
そんな、あなたのためにお子さんの指しゃぶりとどのように向き合っていけばよいかもお話ししますのでご安心ください。
指しゃぶりを無理なくやめさせるコツをご紹介!自然とやめらえるようにしてみましょう
指しゃぶりを無理に止めてしまうと、お子さんの気持ちが不安定になったり、夜泣きが増えるなど、あまり良くない事が起こると解説しました。
それでは、どうしたら良いのでしょうか?
・何か理由があって指をしゃぶっているんだと考える
・指をしゃぶって気持ちを落ち着かせているわが子の姿を受け入れる
・指をしゃぶっているわが子を見守りながらやめられるように優しく声をかけ続ける
以上の3つの様な気持ちを持ってわが子に接する事が大切だと思います。
子どもがなぜ指しゃぶりをするかというと、、、
まずは、その気持ちを受け止めてあげる事が大切です。
指しゃぶりがみっともない、恥ずかしい、やめさせたいと思い無理にやめさせると、わが子は必ず反発します。
それが、表立って出ていなくても内心は、好きな事、安心できることを無理やり取り上げられたと思うはずです。
そして、その気持ちが溜まっていくといつか必ず爆発して大変なことになるので、無理やりやめさせない方が良いです。
もちろん、苦いマニュキアなどを爪に塗って指しゃぶりが出来なくするのも良くはありません。
わが子の指しゃぶりをしたいという気持ちを受け止めながら、その原因は何なのかを考える事も大切です。
例えば、、、
・弟が出来た寂しさから
・ママが病気でなかなか会えない
・ママもパパも仕事が忙しくてかまってもらえない
という様な理由で指しゃぶりをしているお子さんに出会った事もあります。
もちろん、赤ちゃんの頃から指しゃぶりをするのが好きで、3歳頃になっても指をしゃぶっているというお子さんもいました。
でも、どこか寂しかったり、悲しかったりする気持ちが原因で指をしゃぶっているというお子さんもいるのも事実なので、まずはお子さんの気持ちに寄り添ってあげる事が必要です。
お子さんの気持ちに寄り添ってあげる事が第一歩だとすると、次は、その姿を受け入れ、優しく指しゃぶりをしないように伝えてみましょう。
とか
など、怒らず、叱らずに伝える事が大切です。
お子さんも成長してくると、指しゃぶりが恥ずかしい事だとわかってきます。
でも、心地よかったり、気持ちを落ち着かせるためにやってしまう。
そんな時は、優しく根気強く伝えていきお子さん自身が
「もうやめよう」
と思い、やめられる様に優しい言葉でサポートしてあげる事が良いと思います。
子育てで大切なことは
すぐに結果を求めない
出来ても出来なくてもわが子は可愛い
子どもは、自分のペースで成長している
ということを理解して見守るということです。
子育てに特効薬はありません。
ママの愛情と優しい眼差しがお子さんにとって一番の栄養です。