みっち先生
大学で発達心理学を学び、専門学校で保育士資格、幼稚園教諭資格を取得
現在、現役13年目の保育士で1000人の園児の父、家庭では2児の父
ブログ、Twitter、YouTubeにて子育てに関する情報を発信中
こんにちは!
子どもの楽しい見方/味方してますか?
みっち先生です!!
お子さんがお友達と喧嘩してしまったり
いたずらをして物を壊してしまった
子育てをしていると
よく起こることだと思います。
こんな時
わが子が
「ごめんなさい」
とお友達やママに謝ることができれば
と安心しますが
「ごめんなさい」
が出来ないお子さんもいます。
年齢によっては珍しい事ではないのですが
謝ることが出来ないと
と心配になったり
とついつい怒ってしまった
なんてこともあるのではないでしょうか?
でも、本当に大切なことは
「ごめんね」
が言える事ではないんです。
今回は
「ごめんね」が言えることが大切なの?本当に相手の気持ちが分かるようになるには?
という事を
- わが子が謝れない理由
- 謝れない時の我が子への関わり方
- 「ごめんね」が相手の気持ちを思いやる事にはならない
という3つのことから
お話ししていこうと思います
後半の特典パートでは
子供がいけない事をした時に
自ら謝れるようになるためには?
についてお話しします。
子供が謝れない時に謝れない理由を考えよう
まず最初に考えたいのが
何故、謝れないのか?
ということですよね。
そこで
子供が謝れない理由をまとめてみました。
・自分が悪い事をしているとわかっていない
・納得できない理由がある
・大人の見方が事実と違っている
というのが
主な理由だと思います。
それぞれ説明していきますね!
まず、1つ目は
・悪い事をしていると分かっていない |
花壇に咲いているお花を取ってしまった
お友達のおやつを食べてしまった お昼寝の時に楽しくなってお友達を起こしてしまう |
まだ、年齢が低い乳児(0歳~2歳)だと
自分がした事について
良い事、悪い事、その場にそぐわない事の
理解ができていない事があります。
自分の行動が
誰かを傷付けたり
悲しませたり
怒らせたり
するという事が理解できないのは
経験不足やその子自身の特性にも関わってきます。
続いて、2つ目は
・納得できない理由がある |
お友達を押してしまったけど、お友達が僕の作ったブロックの車を勝手に使ってたから!
お友達を引っ張ったけど、それは私の椅子に勝手に座っていたから! お友達にバカって言ったけど、お友達が先に言ってきたから |
もしかしたら
こんな理由があって
納得できないから謝れないのかもしれません。
大人でも理不尽なことがあると
自分にも悪いことがあっても謝れないことってありますよね?
子供も同じように
悪い事をしてしまった、、、
でも、お友達が僕のオモチャを取ったから
悪いんだ!!
という気持ちがあるのかもしれませんね。
3つ目は
・行動とは別の理由がある |
ティッシュをたくさん出していたので叱ったが、実は泣いているお友達の涙をふくためだった
ご飯を残したので叱ったが、飼っているウサギに餌をあげようとしていた |
というように
実は、良い事をしようとしていたんだけど
その一場面を見て、行動だけを判断すると
いけない事をしているように見える
という事です。
子供が謝れない時の関わり方をご紹介
わが子が謝れない
理由を解説しましたが
ここでは、謝れない時の関わり方を
それぞれご紹介します。
悪い事をしていると分かっていない時には、
・花に興味があり取ってしまった事
・おやつを食べたい気持ち
・楽しくなってお友達を起こしてしまった
というわが子のやりたい
気持ちを受け止めつつも
・お花を取ったらかわいそうだよ
・お友達の食べるおやつがなくなってしまうからお友達のおやつじゃなくて自分のを食べようね
・今は、お友達が寝ているから静かにしようね。起きたら楽しく遊ぼう
というように
何故、その行動がいけないのかと
どうしたら良いかをったえると良いでしょう!!
子供が納得できない理由があって
謝る事ができないときは
・オモチャを取られて嫌だったんどよね。
・自分の椅子に座られたらイヤだよね。
・お友達に先に「バカ」って言われたから言い返しちゃったんだよね。
という気持ちを受け止めて
みましょう。
すぐには、許せない事が多いので
気持ちが落ち着いてきたら
・今度は同じ事があったら「イヤだよ」って言葉で言おうね
・でも引っ張られたら痛いから、今度から「なんで 私のイスにすわってるの?」って聞いてみよう
・「バカ」って良い言葉ではないから、「バカって言われて イヤだった」って伝えてみようか?
というように解決策も伝えてあげると
次に同じ事があっても
どうしたら良いかをだんだんと
理解できるようになってきます。
子供がしている行動に
別の理由がある場合は
・お友達のためにしてくれたのね。優しい子!!
・ウサギさんにご飯あげようとしてくれたのねありがとう!!
というように
してくれた行動は褒めて
肯定しつつ
・お友達の事を心配してくれる気持ち、取っても嬉しいよ。でも。ティッシュをたくさん使うのはもったいないから、ハンカチを貸してあげてね。
・ウサギさん用のご飯は別にあるから、〇〇ちゃんのご飯は自分で食べてね。ウサギさんとどっちがいっぱい食べられるかな?
望ましい
行動を伝えると
社会的なルールも理解しつつ
いてを思いやる気持ちが育ちます!!
子供が謝れない時に、「ごめんね」と言わせても意味がありません
わが子が
謝れない時には理由があり
どうしたら良いかをお話ししましたが
ここで大切なのは
です。
わが子が
何がいけなくて
何に対して謝らなければ
いけないのかを理解する前に
「ほら!ごめんねは?」
と無理に謝る事を強要すると
わが子は、納得いかない!
あやまりたくない!!
と余計に謝らなくなるか
怒られるなら
とりあえず謝っておこう
と形だけ謝るようになってしまいます。
では、どのように話すと
子供が自ら納得して謝れるようになるのでしょう?
知りたい方は
特典パートにてお話ししますので
最後までみて見てくださいね!!
まとめ
それでは
今回のお話のまとめです。
子供が謝れない理由として
- 悪い事をしていると分かっていない
- 納得できない理由がある
- 行動とは別の意味がある場合
という事があるとお話ししました。
そして
そんな時は
- やりたい事を認めつつ、いけないと思われる行動を伝える
- 気持ちを受け止めつつ、同じ事が起きた時の解決策を伝える
- してくれた事は褒めつつ、望ましい行動を伝える
事が大切です。
謝れないからと言って
無理に謝らせる事なく
相手の気持ちを理解して、自ら謝れるようになると良いですね!!
特典パート
〜わが子が自ら謝らなきゃと気付ける方法〜
今回の特典パートでは
無理やり謝るようにするのではなく
わが子が自ら謝らなきゃいけないと
気づく方法についてお話しします。
その方法とは
わが子の気持ちを認めつつ
わが子自身にいけない事をしたと気づいてもらうんです。
具体的に説明すると
わが子が相手の事を叩いてしまったとします。
そんな時に
オモチャ取られてイヤだったから叩いちゃったね
「いたそう」
「イヤなキモチ」
「ごめんね 言ってくれた時」
「ごめんね いう」
というように
質問をしてわが子自身にどうすれば
良いのかを気づかせる方法です。
この方法を使えば
わが子自身が出した答えなので
無理なく「ごめんね」をいう事ができます。
この方法を使う場合は
ある程度相手の気持ちが分かる
年齢になってからが良いと思います。
今回も最後まで
お話を読んでいただいて
ありがとうございます。
また次回のお話しでお会いしましょう。